
2023年04月05日
筑波山
東京2日目
6時55分発のつくばエキスプレスに揺られている。
通勤の人たちの中で、
浮いている山スタイルの私を、ずっと見ているおじさんに
たまに”気づいているんで見るのヤメテね”という圧力の視線を送る。
筑波はJaxaなど沢山のそれ系の会社があるためか
グローバルな人も乗っていて、インド系のその人と日本人はおそろのタグをつけ永遠と英語で話している。朝から元気がいいな
あっという間に筑波に着くと
次はバスに乗るため、バスターミナルへ向かう。
ほどなく筑波山という表示をしたバスが来た
これかな?という感じで適当に列に並び乗ろうとしたら
「山に行く人は、1番から乗られるかたが多いですよ」
と紳士が教えてくれた。
そうだったつつじケ丘行きのシャトルバスに乗るのだった。
礼を言ってすぐに列から離れ、1番へ
何度も調べて把握しているつもりなのに、
うっかりと別の場所へ行くところだった。
登山口が違うと、計画が全く変わってしまう。
なんだ東京から少し離れると、優しい人もいるんだなぁ
そっかここはもう栃木県なのだ。
初栃木じゃないの? すごい遠くまで来たな
なんて思っていたら1番線にバスが来た。
私にとって百名山の中の9座目になる筑波山
百名山にはさほど興味はないが、指標にはなる。
名山と言われる山には、やはり人を魅了するだけのものがあるのだ。
今年はコロナも落ち着いたし、できれば涸沢カールにも行きたい。
バレエ仲間のMちゃんと、テントを担いで歩く練習を始めなければ。
Mちゃんは屋久島の縦走もしたいと言っていた。
Mちゃんはこないだ一緒に天草の山に行ったとき、
登山靴を忘れてツッカケで登った。
才女なのに抜けていて大丈夫か?と心配になる。
ちなみに独身40歳だ。普通に美人である。
登山する人が希望らしい。登山歴は20年だ。
筑波山神社観光センターで、温泉セットをロッカーに預け
いよいよ筑波山に登る。
登ってみての感想は、この山ヤバイという感じ
山自体が自然崇拝の対象になるのもうなづける。
ここまで観光地化され、2本もロープウェイを通す必要があるほど
昔から深い信仰をされてきたという山だ。
伊邪那岐、伊邪那美を筆頭に天照大御神、素戔嗚の尊などと
そうそうたるメンバーの祖神が目白押しだ。
そして山の重要さに印を付けるがごとく並ぶ巨岩の数々
いやこれ偶然にこうなるか?って配置の巨岩群は
故意に並べたやろ?って思わずにはいられない。
例えばどうやって北斗七星の向きにわざわざ巨岩を向ける?
重力を操れていた太古の時代に配置したとした思えない。
積み木じゃないんだから
そういえば屋久島のとうふ岩も、山のてっぺんに均等に切られた
まるでとうふのような岩が鎮座していたな。
火山の噴火で飛んできて、綺麗に均等に割れるか?
とにかく巨岩群に感嘆しながら一つ一つを観察した。
山の中にここまでの巨岩群があるところは珍しい。
標高877m 女体山 伊邪那美神を祀る神社がある

夏日で前日雨だったせいか、湿度と気温で軽い熱中症になる
やはりスカルパの靴でないと辛いな、
東京ではアスファルト歩きが多かろうと、
前に履いていた古くて柔らかい靴を履いてきてしまった。
この山、877mなのだが標高差は760mもある
くじゅうを歩くより標高差があるのだ。きついはずだよな。
へとへとになりながらも男体山まで歩く
途中すれ違うご老人が
「せっかくの美人が台無しだから、サングラスはとりなさい」
といきなり私に言う。
「そうですか?じゃ取りましょうか(マスクは取らないw)」
「あなたは筑波山いちの美人だ。筑波山で一番美人だ。」
とほめたたえられる。かなり視力も下がっているのだろうか。
「あら、ありがとうございます」
全然美人ではないのだが、筑波山まで来ても炸裂する
おじさんキラーぶりは相変わらずのようだ。とクスっと笑う
なんかオーラでも出てんのか?おじさんにだけに見える。
男体山 871m 伊邪那岐の尊が祭神の祠がある
色々と調べて詣でたのに、体調が悪くて這う這うの体で茶屋へ
いつもの車移動の登山と違い、今日は公共機関利用だ
ここは美味しいおビールを頂くことにしよう。
山頂で飲むビール。
なんという贅沢なのだ
看板娘のおばあちゃん、みゆきさんの接客も暖かく
遠くから来た山旅の心に染みた。
しかしバスの時間や電車の時間に合わせて
そこから猛ダッシュで下山することになる。
温泉に20分で入り、走ってシャトルバスへ
重い登山靴を抱えながらつくばエクスプレスに乗り、
そこからまた宿まで10分歩く。
ちなみに、件のインド系ペアの人たちも同じ電車で同じ車両にいた
相変わらず英語でしゃべりっぱだった。
東京の人が時間に追われるサイクルになるのは仕方がないなと
身をもって理解する。
だからみんな急いでいるのだろう。
時間の流れがたぶん熊本の3倍くらい早いな。
その日は、ドロドロになった靴をホテルのお風呂で洗い
宿のコインランドリーに登山服をぶち込んで横になるのだった。
6時55分発のつくばエキスプレスに揺られている。
通勤の人たちの中で、
浮いている山スタイルの私を、ずっと見ているおじさんに
たまに”気づいているんで見るのヤメテね”という圧力の視線を送る。
筑波はJaxaなど沢山のそれ系の会社があるためか
グローバルな人も乗っていて、インド系のその人と日本人はおそろのタグをつけ永遠と英語で話している。朝から元気がいいな
あっという間に筑波に着くと
次はバスに乗るため、バスターミナルへ向かう。
ほどなく筑波山という表示をしたバスが来た
これかな?という感じで適当に列に並び乗ろうとしたら
「山に行く人は、1番から乗られるかたが多いですよ」
と紳士が教えてくれた。
そうだったつつじケ丘行きのシャトルバスに乗るのだった。
礼を言ってすぐに列から離れ、1番へ
何度も調べて把握しているつもりなのに、
うっかりと別の場所へ行くところだった。
登山口が違うと、計画が全く変わってしまう。
なんだ東京から少し離れると、優しい人もいるんだなぁ
そっかここはもう栃木県なのだ。
初栃木じゃないの? すごい遠くまで来たな
なんて思っていたら1番線にバスが来た。
私にとって百名山の中の9座目になる筑波山
百名山にはさほど興味はないが、指標にはなる。
名山と言われる山には、やはり人を魅了するだけのものがあるのだ。
今年はコロナも落ち着いたし、できれば涸沢カールにも行きたい。
バレエ仲間のMちゃんと、テントを担いで歩く練習を始めなければ。
Mちゃんは屋久島の縦走もしたいと言っていた。
Mちゃんはこないだ一緒に天草の山に行ったとき、
登山靴を忘れてツッカケで登った。
才女なのに抜けていて大丈夫か?と心配になる。
ちなみに独身40歳だ。普通に美人である。
登山する人が希望らしい。登山歴は20年だ。
筑波山神社観光センターで、温泉セットをロッカーに預け
いよいよ筑波山に登る。
登ってみての感想は、この山ヤバイという感じ
山自体が自然崇拝の対象になるのもうなづける。
ここまで観光地化され、2本もロープウェイを通す必要があるほど
昔から深い信仰をされてきたという山だ。
伊邪那岐、伊邪那美を筆頭に天照大御神、素戔嗚の尊などと
そうそうたるメンバーの祖神が目白押しだ。
そして山の重要さに印を付けるがごとく並ぶ巨岩の数々
いやこれ偶然にこうなるか?って配置の巨岩群は
故意に並べたやろ?って思わずにはいられない。
例えばどうやって北斗七星の向きにわざわざ巨岩を向ける?
重力を操れていた太古の時代に配置したとした思えない。
積み木じゃないんだから
そういえば屋久島のとうふ岩も、山のてっぺんに均等に切られた
まるでとうふのような岩が鎮座していたな。
火山の噴火で飛んできて、綺麗に均等に割れるか?
とにかく巨岩群に感嘆しながら一つ一つを観察した。
山の中にここまでの巨岩群があるところは珍しい。
標高877m 女体山 伊邪那美神を祀る神社がある

夏日で前日雨だったせいか、湿度と気温で軽い熱中症になる
やはりスカルパの靴でないと辛いな、
東京ではアスファルト歩きが多かろうと、
前に履いていた古くて柔らかい靴を履いてきてしまった。
この山、877mなのだが標高差は760mもある
くじゅうを歩くより標高差があるのだ。きついはずだよな。
へとへとになりながらも男体山まで歩く
途中すれ違うご老人が
「せっかくの美人が台無しだから、サングラスはとりなさい」
といきなり私に言う。
「そうですか?じゃ取りましょうか(マスクは取らないw)」
「あなたは筑波山いちの美人だ。筑波山で一番美人だ。」
とほめたたえられる。かなり視力も下がっているのだろうか。
「あら、ありがとうございます」
全然美人ではないのだが、筑波山まで来ても炸裂する
おじさんキラーぶりは相変わらずのようだ。とクスっと笑う
なんかオーラでも出てんのか?おじさんにだけに見える。
男体山 871m 伊邪那岐の尊が祭神の祠がある
色々と調べて詣でたのに、体調が悪くて這う這うの体で茶屋へ
いつもの車移動の登山と違い、今日は公共機関利用だ
ここは美味しいおビールを頂くことにしよう。
山頂で飲むビール。
なんという贅沢なのだ
看板娘のおばあちゃん、みゆきさんの接客も暖かく
遠くから来た山旅の心に染みた。
しかしバスの時間や電車の時間に合わせて
そこから猛ダッシュで下山することになる。
温泉に20分で入り、走ってシャトルバスへ
重い登山靴を抱えながらつくばエクスプレスに乗り、
そこからまた宿まで10分歩く。
ちなみに、件のインド系ペアの人たちも同じ電車で同じ車両にいた
相変わらず英語でしゃべりっぱだった。
東京の人が時間に追われるサイクルになるのは仕方がないなと
身をもって理解する。
だからみんな急いでいるのだろう。
時間の流れがたぶん熊本の3倍くらい早いな。
その日は、ドロドロになった靴をホテルのお風呂で洗い
宿のコインランドリーに登山服をぶち込んで横になるのだった。
Posted by KIRARA at 10:12│Comments(0)
※会員のみコメントを受け付けております、ログインが必要です。